仕組み・費用・確認事項

「できるだけ既存サービスを使い、低コストで」というご要望にそって、無理のない構成と、事前に決めておきたい点をまとめました。

仕組みデータの持ち方安全性混雑への備え費用対応範囲進め方確認事項

01仕組みの全体像

お客様のLINEから、スプレッドシートまで。新しく契約するサービスはありません。

お客様(来園者)
LINE公式アカウント「会員証」メニュー
会員証ページ(LIFF)QR表示・連携・家族切り替え
Google Apps Script処理の窓口(API)
スタッフ(受付・ゲート)
受付の画面登録・更新・電話番号検索
ゲートの画面QR読み取り・入園判定
Googleスプレッドシート会員マスター/来園ログ/設定

受付・ゲートの画面は、タブレットやスマホのブラウザで開くだけ。アプリのインストールは不要です。Airレジとは切り離して使えます。

02データの持ち方(スプレッドシート)

会員マスターは、スタッフの皆様がこれまでと同じように見て・直せる形にします。

シート名入る内容更新のタイミング
会員マスター会員番号(自動)・氏名・電話番号・区分・開始日・有効期限・LINE連携・最終来園・来園回数登録・更新・LINE連携・来園のたび
来園ログ日時・会員番号・氏名・区分・結果(入園/期限切れ)・ゲートゲートで読み取るたび、1行追記
更新履歴日時・新規/更新・料金・新しい有効期限・前の期限受付で確定するたび
設定休園日・有効期間・QR切り替え秒数・料金・スタッフ用パスコード園のスタッフが直接編集

会員は7,000人でも、表は約7万セル。スプレッドシートの上限(1,000万セル)には十分余裕があります。来園ログは年度で別ファイルに保管し、軽さを保ちます。

03安全性・個人情報

電話番号を預かる以上、「他人の会員証を勝手に開けない」ことと「情報が漏れない」ことを最優先にします。

なりすまし防止

電話番号だけでは連携できません。受付でお渡しする6桁の連携コードも一致したときだけ、会員証をLINEに結びつけます。

QRの使い回し防止

QRは30秒ごとに切り替わる署名つき。画面を撮って送っても、1分ほどで無効になります。書き換えたQRも弾かれます。

閲覧の制限

スプレッドシートは園のスタッフのアカウントだけに共有。受付・ゲート画面にもパスコードをかけ、外部からは見えません。

ご確認ください:個人情報の取得目的(会員証の発行・本人確認)は、受付の掲示や利用規約に明記するのが安心です。文面のたたき台もご用意できます。

04混雑・通信への備え

バラの季節の週末は、入口に列ができます。読み取りが遅いと、それだけで行列の原因になります。

読み取りを速くする工夫

  • 会員名簿は一時保存(キャッシュ)して、毎回シートを全件探さない
  • QRに有効期限つきの署名を持たせ、その場で真偽を判定
  • 同時に読み取っても行が重ならないよう順番待ち(ロック)
  • バーコードリーダー(既製品)なら、かざすだけで連続処理

電波が弱い場所では

  • ゲートの端末はモバイル回線+園内Wi-Fiのどちらでも動作
  • スマホ側の会員証は、開いたままでもQRが自動更新
  • 万一つながらないときは、電話番号検索で目視確認(紙の名簿は不要)
  • 本番前に、ゲートの位置で実機の電波テストを行う

05ランニングコスト

「既存サービスを利用し、低コストで」— 月額の固定費は0円から運用できる構成にしました。

サービス用途費用の目安
LINE公式アカウントリッチメニュー・会員証の入口無料プランで運用可(※)
会員証ページの公開(Cloudflare Pages)LINE内で開く会員証の画面無料
Google Apps Script / スプレッドシート会員マスター・処理の窓口無料(Googleアカウント内)
受付・ゲートの端末お手持ちのタブレット・スマホ既存の端末でOK
バーコードリーダー(任意)混雑時の高速読み取り数千円〜(既製品・1台から)
※LINEの配信通数について:会員証の表示・リッチメニューは「メッセージ配信の通数」に数えられません。ただし、更新のご案内などをプッシュ配信する場合は、月ごとの無料の通数に上限があります(7,000人への一斉配信は有料プランが必要)。「期限が近い方だけに配信」する使い方をご提案します。最新の料金は、LINE社の公式ページでご確認ください。

06対応する範囲

ご要望どおり、含めるもの

  • 受付での電話番号による会員登録(新規・更新)
  • 会員番号の自動発行
  • Googleスプレッドシートの会員マスター
  • LINE公式アカウントと会員情報の紐づけ
  • LINE上のデジタル会員証(固有のQRコード)
  • QR読み取り・有効期限の確認・来園日時の自動記録
  • 電話番号から会員を探せる検索画面
  • 7,000人規模での動作確認・操作マニュアル

別途ご相談(必須ではありません)

  • Airレジとの自動連携(ご要望どおり、必須外)
  • LINEでの一斉配信・クーポン・ポイント
  • 既存の会員名簿(紙・Excel)の取り込み
  • ダッシュボード(このデモの管理画面)の本格版
  • オンラインでの年間パス販売・決済

このデモの「ダッシュボード」は、将来の拡張イメージとしてお見せしています。

07進め方のイメージ(納品希望日 10月31日)

春の繁忙期ではなく、比較的落ち着いた時期に、余裕をもってテストできます。

STEP 1要件の確定

確認事項を決め、LINE・Googleの設定に必要な権限を共有

STEP 2会員証とLINE連携

会員証・QR・連携の流れを作り、実機のLINEで確認

STEP 3受付・ゲート画面

登録・更新・検索・QR読み取りを実装

STEP 4試験運用

7,000件のデータで速度確認。ゲートで実機・電波のテスト

STEP 5引き渡し

操作マニュアル・スタッフ説明。納品後の不具合対応の範囲を確認

08事前に決めておきたい確認事項

このデモでは、次のように仮置きしています。園の運用に合わせて調整しますので、ご希望をお聞かせください。

1
有効期限の数え方

「購入した月から1年間」を、「購入した月を含む12か月の月末まで」としています。
(例:2026年9月に購入 → 2027年8月31日まで)

このデモの初期設定です。「購入日から365日後」などにも変更できます。
2
ご家族の電話番号

会員証は1人1枚のため、ご家族は同じ電話番号で複数登録される想定です。電話番号の検索結果に複数人が出ても問題ありませんか?

デモでは、佐藤さんご家族3名を同じ番号で登録しています。
3
更新のルール

期限内の更新は「現在の期限の翌月から12か月」、期限切れの更新は「更新した月から12か月」としています。

前倒し更新でお客様が損をしないルールです。
4
いま有効な年間パスをお持ちの方

すでに紙やカードで年間パスをお持ちの方は、どう移行しますか?名簿(Excelなど)はありますか?

名簿があれば取り込めます。なければ、次回ご来園時に受付で登録する運用も可能です。
5
ゲートの端末と台数

ゲートで使う端末(タブレット/スマホ/バーコードリーダー)と台数、園内の電波の状況を教えてください。

6
同じ日の再入園

お昼に一度出て、戻ってこられた場合は、入園OKにしますか?回数として記録しますか?

デモでは「黄色い警告を出し、スタッフが記録するか選ぶ」動きにしています。
7
小・中学生の会員

保護者の方の電話番号で登録して、保護者のLINEで会員証を表示する形でよろしいですか?

8
LINE公式アカウント

すでにお持ちのアカウントを使いますか?管理者として、設定のお手伝いをしてもよい方はどなたでしょうか。

9
連携コードのお渡し方法

紙に印刷してお渡しするか、受付の画面のQRを見せる形か、どちらが運用しやすいですか?

デモでは、コードとLINE連携QRを両方表示しています。
10
個人情報の取り扱い

電話番号の取得について、受付での掲示や同意の取り方はどうされていますか?